
IT業界では、4月1日が近づくとSlackやTeamsの雰囲気がザワつきます。日本では新年度の始まりでちょっと真面目なムードになるところですが海外ではエイプリルフールを全力で楽しむ文化があって、毎年何かしら「仕掛け」が登場するのを楽しみにしています。
今回はそんなエイプリルフールの珍エピソードをご紹介します。
1. “移動通知”に全員まさかの信頼感
とある会社の開発チームでのエピソード。毎年4月1日に“社内ドッキリ担当”がひとり現れるそうです。ある年、その担当を務めたのがリーダー職のメンバー。彼が作成したのは、「全メンバーが翌月からメタバース部署に異動する」という偽の社内通知。
UIや配布資料も本格的に作り込まれていて、しかも「来週、各自にVRゴーグルが支給されます」という一文付き。信じた人が自宅の模様替えを始めたり、家電量販店でVRグッズを調べだしたり…後でネタだと分かったときは、全員で爆笑だったそうです。
2. “GitHub全削除”ドッキリに冷や汗
別の会社の話では、新卒エンジニアが4月1日に同期へ仕掛けたいたずらがちょっとした騒動に。
内容は、自作のダミースクリプトを使った「リポジトリ全削除ドッキリ」。ターミナルに「全てのコードを削除します」という表示が出るよう細工してあり、実行こそされないものの、まるで本当にrm -rfが走ってるように見えるという凝りよう。
受け取った同期は、真っ青な顔で先輩に助けを求めに走ったそうです(笑)。仕掛けた本人は「ネタにしてはちょっとやりすぎだった」と猛反省。でも、今ではその話が毎年語り継がれる“伝説のエイプリルフール事件”になってるらしいですよ。
3. “AI面接官”がまさかの実現候補に!?
また、あるIT企業では「AI面接官を試験導入しました!」というプレスリリース風のページを、4月1日に限定公開したそうです。UIも本格的で、実際に質問に答えると合否判定までしてくれる仕様。
社内の人たちは最初こそ冗談だと笑っていたものの、「これ、本当にいけるんじゃない?」という声が出始めて…なんと後日、プロトタイプをベースにしたプロジェクトが立ち上がることに。
エイプリルフールの一発ネタが、真面目なツールとして形になるなんて、技術者の“遊び心”の中にある可能性ってすごいなって、聞いていてワクワクしちゃいました。
4. “ネコ鳴きボタン”でサポートに問い合わせ!?
さらに聞いた話で笑ってしまったのが、社内ツールに仕込まれた「ニャー鳴きボタン」。本来は機能テスト用だったのに、コードレビュー時に誰も気づかずそのまま本番環境に…!
特定の条件で猫の鳴き声が鳴る仕様に、実際に使っていた社員から「不具合ですか?」と問い合わせが来て、サポートも苦笑い。仕込んだ本人は「レビュー通ったからOKかと思った」と反省していたらしいですが、最終的にはその“ニャー機能”が人気になって、こっそり継続されることになったんだとか(笑)
5. “笑える余白”があるから、続けられる
聞いていて思ったのは、こういう“ちょっとした冗談”があることで、チームの空気がほぐれるんだなということ。特にIT業界は真面目で緻密な仕事が多いぶん、こういう軽いネタが意外と貴重なんですよね。
もちろん、やりすぎはNGだし、タイミングと空気は大事。でも「こういう余白があるから、開発って続けられるんだろうな」って感じます。誰かが笑ってくれることで、「今日も頑張ってよかった」って思えることって、意外と多いんですよね。
IT業界のエイプリルフールには、笑いだけじゃなく創造力やチームの関係性が詰まっています。小さなネタが、技術とアイデアを動かすきっかけになることも。だからこの日を、ただの“嘘つきの日”じゃなく、“楽しいひと工夫の日”として大事にしていきたいですね。

<<IAJってどんな会社?>>
創業以来24年、専門知識が少ないジャンルでもお客様とお話ししながら伴走していくようなスタイルで、必要であればコード解析から行い、最新技術を取り入れながら、お客様のご要望(課題)を限りなく近い形で実現してまいりました。
おかげさまで、得意ジャンルはこれ、といった特化型な開発会社ではありませんが、 様々な業界のシステム開発を任せていただき、月間ユーザー200万人以上規模のポイント制度を用いたアプリ開発や1000万人規模のシステム開発をはじめ、多数のiOSやAndroidのアプリ開発や規模の大きなシステム開発などの実績を積んでまいりました。
私たちの強みは、実際に今後も時代に沿ってサービスも成長させていけるようなインフラ面も考慮した開発を行っている点で、実際にリプレイスを行いながら十数年にわたって運用しているサービスもございます。
他にも、元々は他社で構築したサービスのリプレイスについても実績はございますので、ぜひ一度、私たちに検討されているシステムについてご相談してみませんか?