
1. データを見るだけでは意味がない
日々の業務で大量に発生する売上、顧客、アクセスログ…こういったデータをただ眺めているだけでは、「気づき」にはつながりませんよね。だからこそ、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)とAI分析が必要なんです。BIツールは視覚的にデータを整理して、見やすくしてくれます。グラフやダッシュボードでトレンドや異常値をパッと把握できるのは本当にありがたい。けれど、それだけでは「なぜそうなったのか?」には答えてくれないんですよね。
2. BIで可視化、AIで洞察
BIツールで得られるのは“見える化”ですが、AI分析が加わることで“考える化”が可能になります。たとえば売上が急に落ちた原因をAIが過去の類似パターンと照らし合わせて「気温の影響」「SNS上のネガティブ発言」などを推定してくれると、「なるほど!」と目からウロコが落ちる瞬間があるんですよ。これは、ベテランの勘にも匹敵するレベルです。
3. 実務に落とし込むにはどうするか
ここでよくある誤解が、「AIは魔法のように全部やってくれる」と思ってしまうこと。いえいえ、そこは人間の出番です。AI分析の結果をどう解釈して、どう改善施策に結びつけるかは、私たちの腕の見せどころ。例えばBIでアクセス数が減っているページを見つけ、AI分析でそのページの離脱率が高い理由を洗い出す。そこからページ構成を見直す、といった流れが重要なんです。
4. 導入時に気をつけたいこと
導入で失敗しがちなのは、ツールの選定を“機能の豊富さ”だけで決めてしまうケースです。大切なのは、「チームの誰が見ても使いやすいか」「今使っているデータとどう連携できるか」という視点。せっかく導入しても、誰も見なければ意味がありません。まずは小さな成功体験を積み重ねるのが、うまくいくコツですよ。
5. データドリブンを支えるのは“人の力”
最終的に、BIとAIが生み出すのは「人が判断するためのヒント」です。いくら優秀なツールでも、それを活かすのは現場の私たちの行動と工夫。つまり、データの裏にある“人間の感性”が鍵を握っているんですよね。私もプロジェクトの中で何度もBIとAIに助けられましたが、それを使って「一歩先を読む」ことができるかどうかは、常に自分たち次第なんだと実感しています。
BIツールとAI分析は、私たちの業務を支える最強の相棒です。ただし、それをうまく使いこなすためには、現場の理解とちょっとした工夫が不可欠。ツールに任せきるのではなく、共に動く感覚で接することが、真のデータドリブン経営への第一歩なのだと思います。

<<IAJってどんな会社?>>
創業以来24年、専門知識が少ないジャンルでもお客様とお話ししながら伴走していくようなスタイルで、必要であればコード解析から行い、最新技術を取り入れながら、お客様のご要望(課題)を限りなく近い形で実現してまいりました。
おかげさまで、得意ジャンルはこれ、といった特化型な開発会社ではありませんが、 様々な業界のシステム開発を任せていただき、月間ユーザー200万人以上規模のポイント制度を用いたアプリ開発や1000万人規模のシステム開発をはじめ、多数のiOSやAndroidのアプリ開発や規模の大きなシステム開発などの実績を積んでまいりました。
私たちの強みは、実際に今後も時代に沿ってサービスも成長させていけるようなインフラ面も考慮した開発を行っている点で、実際にリプレイスを行いながら十数年にわたって運用しているサービスもございます。
他にも、元々は他社で構築したサービスのリプレイスについても実績はございますので、ぜひ一度、私たちに検討されているシステムについてご相談してみませんか?